腰痛治療について

腰痛の治療方法

腰痛の治療に関するコンテンツページです。

保存療法

腰痛=手術というイメージをお持ちの方がいますが、必ず手術ということはありません。

まずは痛み止めの薬を飲むまたは理学療法(温熱療法、低周波治療)、腰痛ベルトを装着するなど腰への負担を軽減しながら経過観察を行います。

筋力の低下による腰への負担が原因の場合は、無理に激しい運動をせずに、マッサージ・ストレッチを行って十分に筋肉をほぐしてから、軽い運動を行って徐々に筋力をつけます。
筋力をつけることで腰への負担が軽減される為、痛みの緩和、痛みをなくすことが可能になります。

薬物療法

  • 1 ) 消炎鎮痛剤

    根本的な治療が目的ではなく、痛み(炎症)を抑えながら原因を特定し、治療を行うのを目的とします。

  • 2 ) 筋弛緩剤

    腰痛の原因となる筋肉の緊張を和らげ、腰部のこわばりを軽減させることで、痛みを抑えます。

  • 3 ) ステロイド

    全ての炎症を抑えるのによく使用される薬です。
    但し、効果が強すぎる為長期間で使用することはオススメできません。

  • 4 ) 血流改善剤

    血流をよくする事で毛細血管を広げ、筋肉の痛みを抑えます。

  • 5 ) 神経ブロック
    • 局所浸潤ブロック注射

      筋肉の痙攣による萎縮が起きている場合に使用することがあり、腰の痛みや足の痺れを抑える効果があります。

    • 硬膜外神経ブロック注射

      痛みを感じる神経に対して注射を打ち、局所麻酔と同じように痛みを痛みが伝達しないようにブロックします。
      運動神経・交感神経といったすべての神経にも効果が高く、即効性もあると言われています。

    • 椎間関節ブロック注射

      椎間関節を支配する脊髄神経後枝内側枝に幕所麻酔や抗炎症薬を投与します。

理学療法

  • 1 ) 運動療法

    腰痛になった場合に安静にすることがありますが、安静の期間が長くなると腰痛が長引くことがあります。
    また、腰痛の原因が運動不足の可能性も考えられ、腰椎の近くの筋力が低下することで、体重を支えられなくなり、椎間板がずれるまた椎体が損傷することで腰痛が生まれる可能性もあるからです。
    その理由から適度な運動を行い、筋力と筋肉量を獲得する必要があると言えます。

  • 2 ) 温熱療法

    温熱療法を行う目的は、腰を温めて血行不良を改善させることです。
    血行が良くなる事で新陳代謝が活発になり疲労物質や化学物質が滞ることがなくなり、腰痛の緩和や疲労の回復が期待できます。

  • 3 ) 装具療法

    腰痛ベルトを装着するなど腰への負担を軽減しながら経過観察を行います。

外科手術・外科治療


比較項目 セルゲル法・
レーザー治療
(PLDD・PODD)
椎間板摘出・固定術
(MED法・PELD法・脊椎固定術)
麻酔 局所麻酔 全身麻酔
切開 あり なし
出血 ほぼなし 出血あり

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