腰痛治療に関する記事

腰痛になった際の病院の選び方|腰痛名医.COM

2017年9月6日 2024年10月18日 投稿者: oj-youtu

腰痛の原因

腰痛は様々な原因で発生します。大きく分けて、脊椎・腰そのものに原因があるものと、それ以外のものがあります。

脊椎・腰そのものに原因がある場合

  • 椎間板変性症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの椎間板変性に起因する疾患
  • 圧迫骨折、筋肉の損傷など、外傷と関わる疾患
  • 脊椎炎などの感染症
  • 側弯症、分離症などの成長と関わる疾患

脊椎・腰以外の原因

  • 胆嚢炎や十二指腸潰瘍などの消化器疾患
  • 尿管結石などの泌尿器疾患
  • 婦人科の病気
  • 精神的なストレス

腰痛が発生したら何科を受診したら良いか?

腰痛・下肢痛がある場合:整形外科

腰痛のみがある場合、腰痛と足の痛みやしびれがある場合は、整形外科を受診するのが一般的です。
整形外科では、レントゲンやMRIなどの検査で、椎間板変性症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの病気があるか診断されます。
脊椎の感染症などがある場合は、他の科の医師と連携して治療を行うことがあります。
整形外科はリハビリ施設が併設されていることもあり、そのような医療施設に受診すると良いでしょう。

腰痛以外の症状もある場合:症状に合わせた科に受診

腰痛とともにほかの症状もある場合は、脊椎疾患ではなく、他の疾患の可能性が高くなります。以下で、対応できそうな科を紹介します。

・腹痛や吐き気、血便がある場合:
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性膵炎、胆石炎、胆嚢炎などの可能性がありますので、消化器科の受診をお勧めです。

・血尿がある場合、尿の出にくい場合:
尿路結石や腎盂腎炎の可能性があります。泌尿器科の医師に診てもらいましょう。

・胸の痛みがある場合:
心筋梗塞や大動脈解離など血管の病気の可能性が考えられます。救急外来または循環器内科を受診しましょう。

・不正出血、おりものの増加の場合:
子宮内膜症や婦人科がんの可能性がありますので、婦人科を受診しましょう。

腰痛で病院を選ぶ時のポイント

腰痛が発生して、医師に診てもらいたい時は、病院を選ぶことも重要です。
人によっては注目するポイントが違ったりしますが、ここではいくつかを紹介します。

MRI検査が行える

レントゲンだけでなく、MRI検査もできる病院が良いです。レントゲンでは骨の状態がわかりますが、MRI検査だと、神経や靭帯の状態もわかり、感染症の有無などもわかりますので、より詳しくより正しい診断ができます。

触診などの診察もしっかり行える

レントゲンやMRIなどの画像検査だけでなく、触診など医師による診察も行える病院に受診した方が良いです。医師による診察では、痛みの場所、痛みの種類、痛みの変化などが確認できます。画像検査結果と合わせて多角的に診断ができ、より適切な治療ができます。

様々な治療の選択肢を提案される

腰痛治療としては、薬物療法、ブロック注射、理学療法、外科的手術、椎間板治療など様々な方法があります。患者の現在の病態に合わせた治療法を提案する医師に診てもらうと良いです。

治療の説明をしっかり行われる

腰痛治療を受ける際は、事前に十分な説明がないと、不安が生じたりトラブルになってしまう場合もあります。診察の際は、どのような治療なのか、どのような効果が期待できるか、今後の予後、費用、治療後の日常生活への影響などをきちんと説明するのが医師の義務です。
説明を聞いてわからないことがあれば、医師に聞くようにしましょう。

セカンドオピニオンに対して肯定的

近年はセカンドオピニオンが一般的になってきています。診断や治療方法に疑問、不安がある場合は、別の医師に診てもらって、別の病院に受診する選択肢があります。
良い医師はセカンドオピニオンに対して否定的にならず、患者の意志を尊重してくれます。