腰痛疾患に関する記事
脊椎側弯症の治療
2017年9月6日
2018年01月05日
投稿者: oj-youtu
脊椎側弯症は他の腰痛症とは違い、機能性側弯症以外は自然治癒の可能性はありません。
また、薬物療法は効果がない為、装具療法で側弯の進行を抑えます。但し、進行がすでに進んでしまっている重度の脊椎側湾症や日常生活に支障がある場合は外科手術が必要です。
装具療法
レントゲンやMRIなどの画像診断を行い、側弯の角度が30度を超える場合は装具療法による腰痛ベルトを使用して治療を行います。
使用する腰痛ベルトや時間帯・期間は診断結果の内容で医師との相談が必要であり、判断する基準としてレントゲンや血液検査、身体測定などを活用します。
但し、腰痛ベルトは腰痛の緩和や側弯の進行を遅らせることが目的であり、側弯を根本的に治すことではありません。
脊椎側弯症治療の外科手術
脊椎側弯の角度が50度を超える場合に、外科手術を行う場合があります。
脊椎固定術
全身麻酔の手術。患者様の患部、腰の後方を縦に切開。靭帯・骨を切除し、神経への圧迫を解放します。
腰椎の後方からスクリューを入れて離れている椎骨をフック・ワイヤー・ロッドを組み合わせて元の位置に戻すように固定します。
時間の経過にてスクリューが緩むのを防ぐ為、自家骨と腰椎の側方にて骨を移植します。
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脊椎側湾症のページ
脊椎側弯症治療のQ&A
- 脊椎側湾症に運動療法は有効ですか?
- 運動療法が有効であることは発表されていません。
- カルシウムを摂取することで脊椎側湾症を治すことはできますか?
- カルシウムを摂取することで脊椎側湾症を治すことまたは予防することはできません。
但し、カルシウムを摂取することで腰痛の破損や骨折のリスクを回避することができる為必要です。
- 脊椎側湾症の手術にかかる時間があれば教えてください。
- 外科手術の方法や医師の技術力によって異なる為、正確な時間を説明するのは難しいですが、脊椎固定術の場合は約1時間程度と言われています。