腰痛治療に関する記事
ハイブリッドレーザー治療
ハイブリッドレーザー治療とは
ハイブリッドレーザー治療は局所麻酔で行います。
専用のレントゲン検査機器にてヘルニアの位置を正確に把握してから針を刺し、刺した針の経路にレーザーファイバーを通します。
針を刺した後は、専用機器のX線透視にて、針の位置を確認しながら治療を行います。
医師が説明しながら患者様もモニターで確認することができますので、安心して治療を受けることができます。
椎間板の中にある髄核を一定時間照射することで髄核に空洞ができ椎間板が収縮します。
照射するレーザーの熱量や照射する回数に関しては、ヘルニアの場所や大きさなどによって異なります。
ここまではPLDDと同じで、髄核に対してレーザーを照射し空洞をつくります。その後にハイブリッドレーザー治療は、神経の炎症部分に対してオゾンを噴射し痛みを抑えます。
ハイブリッドレーザー治療とはPLDD+オゾン治療といった椎間板ヘルニアに対しての最新治療と言えます。
術後は30分~1時間安静にしていただき、安静時に合併症を起こさないよう抗生物質の点滴を行います。最後に医師の診断後に問題なければ退院することが可能です。
効果として神経の圧迫を軽減させ、痛みや痺れが改善されます。
腰椎間板ヘルニアだけでなく、非特定的腰痛に対しても効果があります。
他の外科手術と違う点として、入院での安静期間がない為、通常での手術での入院期間が2週間~3週間に対して、ハイブリッドレーザー治療は日帰りで治療を行うことが可能です。
例えば、
- 今すぐに腰の痛みを抑えたい
- 入院する程の時間に余裕がない
といった患者様でも治療を行うことができます
但し、PLDDと同様ですべての椎間板へルニアに対して有効という訳ではありません。
ヘルニアが大きい場合やヘルニアが硬化しているものに対しては治療効果が得られない場合があります。
診察や画像診断を十分に行ってから治療の有無を決め、ハイブリッドレーザー治療以外の治療法を案内する場合があります。
治療効果と術後の生活について
ハイブリッドレーザー治療を行うことで即日効果が出るかと言えば、効果が出るのに期間を要する場合があります。
青藍病院様発行した内容を元に編集します。
治療のメリット・デメリット
メリット
- 外科手術に比べて身体への負担が少ない。
- 局所麻酔にて、施術時間も15~20分程度なので日帰りでの手術が可能。
- 出血が少ない。
- 傷口が非常に小さい。
デメリット
- すべての症例の椎間板ヘルニアに適応ではないこと。
- 手術の費用が健康保険適応外。(自費診療)
腰痛疾患別治療適応表
- 椎間板ヘルニア
- ○
軽~中