膵がんに関する記事

膵がん

2017年9月6日 2017年09月07日 投稿者: oj-youtu

膵がんとは

膵がん(膵臓がん)は膵管にできる悪性の腫瘍のことを言います。

日本での膵がんの罹患者が年々増加していると言われてり、還暦の男性に多く発症しています。

膵がんは早期発見が非常に困難である為、膵がんの発見=命に係わる危険性といった場合が多いようです。

膵がんの症状

膵がんの症状は腹痛や背中への痛みの症状が見られますが。一時的な症状が多く、しばらくすると痛みがおさまることが多いようです。

しかし、その症状が2~3ヶ月経過しても続く場合は、膵臓がんが侵攻していることがあり、特に膵がんは転移や進行が早い為、黄疸や体重の減少などで気づいた時には手術ができない状態と言う事もあるようです。

膵がんは、腫瘍ができた場所でも痛みや症状が変わることがあり、膵頭部に腫瘍がある場合は黄疸が出やすく、膵体部や膵尾部に腫瘍ができた場合は腹痛や背中への痛みが症状として出やすいようです。

糖尿病を患っている患者様の場合は膵がんができると血糖コントロ―ルができず糖尿病が悪化する傾向があります。

膵がんの検査

血液検査

検査の目的として

  • 黄疸の有無
  • 膵臓の状態の確認

があります。

腫瘍マーカー

腫瘍マーカーは、

  • 腫瘍の判断の為に補助として使用する。
  • がんの再発の発見に利用する。
  • 抗がん剤治療や放射線治療の効果確認の補助をする

と言う目的で使用することが多いです。
但し、がん以外の原因で基準値が高くなることもありますので、基準値が高いだけでがんと判断することはできません。

膵がんの治療

膵がんの標準的な治療方法として、外科手術、放射線治療、抗がん剤治療があり、がんの症状と状況によっては、治療方法を組み合わせて行う場合があります。

外科手術

がんが膵臓にあり、他の臓器への転移や血管への癒着の可能性がない場合は外科手術で腫瘍の摘出を行い補助療法として抗がん剤を使用します。

化学放射線療法

外科手術でがんの摘出が難しい場合に行うことが多い治療法で、がんに対して放射線を当てることでがんを死滅させます。

放射線を分割で照射することで多くのがん細胞を死滅させることができますが、全身倦怠感や吐き気・嘔吐などの副作用が現れることがあり、長期間照射することで臓器の機能低下やがんの発生がみられることがあります。

抗がん剤治療

病状によって組み合わせて使用することが多く、外科手術や放射線治療と組み合わせて行うことがあります。

抗がん剤を使用してがん細胞を破壊しますが、周辺の正常な細胞まで攻撃する為、悪寒や吐き気などの副作用が出ることもあります。