病院以外での腰痛治療

実は、接骨院と整骨院と名前は違いますが、実際に行っている治療は一緒で、特徴として、柔道整復師と呼ばれる国家試験を合格することで整復・固定などを行い、人間を持つ治癒能力を最大限に発揮させます。

整体とカイロプラクティックについて区別されずに、同じようにまとめられることが多いようですが、施術方法など異なる部分が多い為、整体とカイロプラクティックの違いについて説明させていただきます。

整体は”筋肉をほぐすまたは骨格の矯正を行う”ことで腰痛の痛みを解放することを言い、
カイロプラクティックは検査を慎重に行い、神経圧迫の原因となる1箇所に対して矯正を行います。

また、施術時間も異なり、指定した時間が30分であれば終了まで施術を行う整体に対して、
カイロプラクティックは矯正が終了すれば、時間が余っていたとしても施術は終了します。

鍼灸院では鍼またはお灸を使用して腰痛の症状を緩和させます。

鍼治療を受けたことのない方は鍼治療を受けたことのない方は
・太い鍼を刺されていたい
・神経に刺さったら危ない
をイメージが出ているのではないでしょうか。

実際の治療に使用する鍼は、非常に細く柔らかい為、チクリとした感覚はありますが激しい痛みが出てくることはありません。腰痛の原因となるトリガーポイントのみに鍼を刺し、神経に刺さることがない為、安心して受けることができ、治療を受けることで以下の効果が期待できます。

• 自然治癒力の向上
• 血流改善

鍼治療の効果については世界保健機構（WHO）でも認められており、数ある対象疾患の中に腰痛も含まれています。
但し、その治療に対してが医学的根拠があるの？と聞かれるとなく、鍼治療の研究ででいまだにわかっていないことが多いです。
理由として鍼治療の東洋医学は、効果の判定が数値化されておらず、個人での主観で効果を決めることが多いまたは治療の効果が出てから理論づけることが多く、
患者様の状況と触診で判断し、治療を行う為、医学的根拠が証明できないということです。

では、腰痛の症状が出た場合にどこ行けばいいかと言うことですが、初回で接骨院・整骨院・整体院・カイロプラクティック・鍼灸院で治療をしていただくことは、お勧めしていません。

その理由として、診断の内容が問診・触診のみと言う点です。腰痛の原因は85%に非特定的腰痛と言われており、原因がはっきりしていないのに、問診・触診だけで治療をして本当に大丈夫ですか？と言うことです。
問診で、原因として考えられることを特定し、触診で筋肉の緊張や循環障害、関節の動きの悪さは確認できても、実際はこわばっている場所とは違う箇所で腰痛が現れる可能性があることと、腰痛疾患ではない原因で腰痛がおきている場合は、誤診によるマッサージで病状が悪化したと言うことが実際におこっているからです。

腰痛の原因がわからない場合は、病院で診断していただくことをオススメします。