ぎっくり腰の治療に関する記事
ぎっくり腰の治療
2017年9月6日
2017年12月28日
投稿者: oj-youtu
ぎっくり腰の有効な治療方法は特定ができておりません。理由としてぎっくり腰は様々な原因が現れる症状であリ、その原因によって治療方法が異なります。
まず、ぎっくり腰の原因として考えることが、筋肉・筋膜のおける炎症があり、治療方法としてアイシングを行い、炎症を抑えることが多く、アイシングを行っても治まらないまたは反対に腰痛の症状が悪化するような場合は血流の悪さからくる腰痛の可能がある為、温湿布やホットパックなどを使用して腰を温める事での血流改善を行う場合もあります。
また、筋肉、筋膜が原因の場合は、トリガーポイントと呼ばれる筋肉のしこりができている場所が存在している為、そのしこりを改善することで腰痛からの改善を行います。
次にぎっくり腰の改善として考えられるのは、腰椎の関節の炎症によるものです。
実は腰痛の関節の炎症がぎっくり腰の原因として最も多いと言われており、体を動かすだけでも腰に激しい痛みが現れます。治療方法としては、腰痛を元の場所に戻すように整体などで矯正を行うことが多いです。
腰椎以外でも、骨盤・股関節による変性からも考えられ、また腰痛疾患で代表的な椎間板ヘルニアからもぎっくり腰が現れることもありますので各腰痛疾患に対応した治療を行う必要が出てきます。
また、ぎっくり腰の場合は痛みがおさまるまで安静する必要があります。但し、ある程度痛みがおさまってからは体を動かすことも必要と言えます。
ぎっくり腰の治療Q&A
- ぎっくり腰の予防方法はありますか?
- ぎっくり腰の原因ははっきりしておらず、様々な状況で発症し、有効な予防法もありませんが、日頃から動き方や姿勢に気を付け、十分な筋力や柔軟性を保つことが重要だと思います。
例えば、床の物を拾う際には腰を曲げず、膝を曲げて腰を落として拾う。
重い物を持ち上げる際にせぼねが曲がってしまわないよう、腹筋や背筋を十分に鍛え、日頃からストレッチなどで股関節を柔らかくし、腰の負担を分散させる。
- くしゃみをしたら、腰に激痛があり立ち上がれなくなりました。その時の対処方法はありますか?
- ぎっくり腰の可能性があります。ぎっくり腰には、ベッドで安静・整骨院などで施術を受ける・出来る限り通常の日常生活をするなどと言われますが、動けないほどの激痛を除き、安静にしていると症状を長引かせることもあり、出来る限り通常のの日常生活を送るほうが回復が早いという研究結果がでてるようです。
- ぎっくり腰になった時、自分で何かできることはありますか?
- ぎっくり腰の原因は筋肉や神経、椎間板など様々で、それぞれに適した治療を行わなければ、痛みを悪化させてしまう事があります。デスクワークや重い物を持って酷使した腰へのマッサージはとても気持ちが良いもので、整体やマッサージ屋さんで施術を受ける方も非常に多く見られますが、マッサージには筋肉の緊張を緩め、循環を良くする効果があり、筋肉が過度に緊張して痛みを出している場合や、筋肉の緊張によりせぼねの動きが悪くなってしまっている場合などに有効です。ただ、痛みの原因を自己判断するのは難しく、残念なことに施術者の腕も様々で、安全面を考えれば、まずは医療機関にかかって原因を見つけてもらうのが良いでしょう。そこで骨や神経に異常が無いことがわかれば、医師の判断を仰ぎマッサージを試してみるのも良いでしょう。
- ぎっくり腰になった時、お風呂で温めても大丈夫ですか?
- お風呂に入ることは様々な身体の不調を改善してくれ、ぎっくり腰には様々な原因があり、一概にお風呂が良いとも悪いとも言えませんが、温かいお湯にゆっくり浸かることでいくらか痛みが楽になる方が多いと思います。
お風呂は、循環の改善や、浮力によって腰の負担が減り、リラックス効果で自律神経が整うことなどがその理由として考えられます。稀にお風呂に入ることで痛みが強くなる方もいてますので、腫れがある、患部が熱を持っている場合などは入浴を避けたほうが良いでしょう。
- ぎっくり腰になった時、痛みどめを飲んでも大丈夫ですか?
- ぎっくり腰で、痛み止めはあまり飲まない方がいいと言われることがありますが、そんなことはありません。急性で痛みが激しい場合に痛み止めののみ薬を使えば、より効果的な治療ができます。また、ぎっくり腰になった場合、痛み止めをのむことで、痛み・発熱・発赤・腫れといった4つの要素を持つ炎症を抑えることができます。
- ぎっくり腰の良い食事はあるんですか?
- ぎっくり腰は筋肉の疲労によって炎症が起こり、腰椎が圧迫されることによって発症します。筋肉疲労をとるストレッチであったり、炎症を抑えるアイシングは対処法として効果があると言われています。ぎっくり腰になる原因は腰の筋肉が凝り固まったり、疲労することが挙げられますので、腰の筋肉を強くして、疲れを取る食事ができれば、効果があるということになります。一般的に言われているのは、栄養価の高いものを食べれば治癒力が高まり、なおりが早くなると言われています。具体的にどのような栄養かと言うと、筋トレしてる人には良く知られた栄養素のアミノ酸です。アミノ酸の効果は、筋肉破壊の防止・筋肉の回復ですので、腰の周りの筋肉を回復させるのにアミノ酸の摂取は効果的です。また、筋肉の回復を促すという意味で、たんぱく質も摂取もお勧めです。疲れた筋肉の回復や酷使された腰回りの筋肉の補強になります。それと、疲労回復でビタミンCとグルコサミンも体の治癒力を高めて、早期治療に効果があるとされている栄養素です。つまり、ぎっくり腰を食事の面から改善しようとするには、・筋肉の疲労をとる ・体全体の疲労をとる という2点に意識することが大事ということです。
- ペインクリニックって何ですか?
- ペインとは痛みの意味ですので、痛みのクリニック、痛みの診療所ということになります。ペインクリニックとは、神経ブロック法を応用して、主に痛みの診断と治療を行うクリニックということになります。したがって他の薬物療法や理学療法、あるいはハリ治療なども併用されることはありますが、主体はあくまで神経ブロック法です。この神経ブロックの『ブロック』には塊の意味もありますが、遮断を意味します。神経ブロックとは、皮膚から注射針を通して、神経に直接あるいはその神経の近くに薬液を注入して、神経の興奮伝導を一時的に遮断してしまうことですが、必ず神経の伝導は元に戻ります。
薬液を、注射針を神経又はその近くに注入するということは,一種の特殊な薬物療法と言えます。口から入る薬は神経に効くときは,体全体に薬の濃度が薄まって効くのと違って、神経ブロックは高濃度の薬液で効きますので鎮痛薬で効かない痛みでも効果をあげることができます。
神経を遮断すると聞けば、一般の方は怖いと思われますが、一時的に遮断する方法と長期にわたって遮断する方法があって、それぞれ使用薬液を使いわけるので、心配はいりません。神経ブロック法はも痛みの治療だけに有効なのではなく、痛み以外のたとえば顔面神経麻痺や、顔面痙攣などにも行われます。
慢性痛などがどのような原因で起きているのかを診察し、診断は痛みの原因と心理的な面とを評価しながら同時に行います。それによって、ペインクリニックの治療方針が決定されます。
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