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デスクワークと腰痛の関係性|腰痛名医.COM
デスクワークと腰痛の関係
腰痛は間違った姿勢が続くこと、長時間同じ姿勢でい続けることによって起こります。
デスクワークは、長い時間に同じ姿勢を保ったりします。また、誤った座り方をする方もいます。
それが原因で、腰周りの筋肉がこわばったり、血流が悪くなったりして、腰痛が発生しやすくなります。
デスクワークで背中を丸めて、頭を前に傾けると、背骨が本来のS字型のカーブから、C字のようになってしまいます。頭を支えている首の筋肉が引っ張られて、上半身の重みは腰に負担をかけてしまいます。
椅子に浅く座ったり、床に足を着けていなかったりする姿勢も腰痛につながりやすいです。
椅子に浅く座ると、腰が反りやすくなります。足の裏が床に着いていない場合は、腰やお尻の筋肉に負担がかかってしまいます。いずれも腰痛の原因になります。
長時間同じ姿勢で座っていると、筋肉を動かすことが少なく、股関節や腰を支える筋肉の柔軟性が失われていきます。筋肉の柔軟性が失われると、体を動かしにくくなり、血行が悪くなり、腰痛が生じてしまいます。
デスクワークでの腰痛を予防するには、長時間座ることを避けて、正しい姿勢で座ることが大事です。
正しい座り方
デスクワークでの腰痛を予防するためには、正しい姿勢で座ることがとても重要です。
理想的な姿勢は、椅子に深く座って、背もたれで体を真っすぐに支えて、足裏全体が床に接するのです。背筋や首は伸ばすように意識しましょう。
椅子と太ももが接する部分の間は、手の指が入る程度のゆとりがあると良いです。
必要に応じて、椅子の高さを調整して、足台を使用するのも大切です。
正しい姿勢で座ったら、腹筋に力が入ることを意識しましょう。お腹の筋肉がはたらいたら、姿勢が安定して、腰に負担が減少し、腰痛の予防につながります。
ただし、背中が真っすぐになるように意識し過ぎると、反り腰になりやすくなりますので、要注意です。
腰が反ると、筋肉に負担がかかり、硬くなってしまいます。そのため、血流が悪くなり、腰痛の原因になってしまいます。
また、背もたれにもたれ過ぎると、骨盤が後ろへ倒れてしまい、首・肩が凝りやすく腰が痛くなりやすくなります。
他には、デスクワークの環境も整える必要があります。
正しい姿勢を維持するために、パソコンは目から40cm以上離して設置して、画面の上端が目の高さを越えないように調整することは大切です。マウスやキーボードを使用する時に、体に負担がかからないように気を付けましょう。
椅子の選び方
デスクワークが多いと、自分に適した椅子を選ぶことが大切です。
座面の高さは、深く腰掛けた状態で膝と股関節が90度の角度になり、足裏がしっかりと床に着くものがベストです。椅子の高さに合わせて、机の高さも選ぶと、腰痛対策の一つになります。
背もたれの高さも大事です。ヘッドレストが付いているハイバックタイプの椅子だと、首の疲れの対策になります。
肘掛けは適度に体を休めることができますから、アームレストの付いている椅子を選ん部と良いです。ただし、肘掛けの高さを自分に合うように調整しなければ、腕や肩に負担がかかってしまい、逆効果になります。
椅子はポケットコイルやウレタンフォームなどの素材のものがおすすめです。その理由は、硬めの素材のものが腰痛につながりにくいからです。
腰をしっかりサポートしてくれるクッションが付いていればベストですが、椅子に付いていない場合はクッションを準備するか、タオルなどを畳んで丸めて背中と背もたれの間に差し込むことをおすすめです。